クレベリンとは、大幸薬品が開発した、主成分が二酸化塩素の製品で、
空気中のウイルス除去、消臭、カビを抑制する効き目があります。
そこで、クレベリンの主な効果をまとめましたので、紹介します。
【効果①】ウイルス除去
大幸薬品によると、クレベリンの成分である二酸化塩素分子が、
インフルエンザウイルスの構造とその働きに及ぼす影響を調べた結果、
ヘマグルチニンの立体構造に変化をもたらすことで、宿主細胞の
受容体との結合が阻止され、インフルエンザウイルスの感染を
抑制できることを確認したとのことです。
さらに、大幸薬品によると、『クレベリン ゲル』はノロウイルスや
院内感染の原因となる黄色ブドウ球菌などにも効くようです。
流し台にゲル剤を設置することで、ノロウイルスを不活化できる
可能性があるとのことですので、試してみる価値はあると思います。
効果の本当のところについては、自分で実際に使ってみる必要が
あるとは思いますが、インフルエンザやノロウイルスに対して、
いろいろな予防・対策をしておくのは重要だと思います。
【効果②】消臭
クレベリンの成分である二酸化塩素は、生ごみ・タバコ・
ペット・排泄物のいやな臭いや悪臭を消臭してくれる効果が
あります。
【効果③】カビ抑制
二酸化塩素は、カビの菌糸成長も抑制してくれるようです。
二酸化塩素溶解液を使用することで、カビを99％除去できるようです。
【効果④】除菌
大幸薬品によると、クレベリンの成分である低濃度二酸化塩素ガスにより、
6畳相当・25m3の試験チャンバー内に浮遊させた細菌やウイルスの数を
減少させる効果を確認できたようです。
【効果⑤】アレル物質除去
二酸化塩素には、花粉やダニなどのアレル物質を除去する働きが
あるようです。
二酸化塩素水溶液は、花粉の殻に浸透して中のアレルゲン
（タンパク質）を酸化分解してくれるので、アレルギー症状を
発生させない物質に変化させてくれます。
ただ、どんなことでもそうですが、過信は禁物です。
クレベリンの成分である二酸化塩素ガス溶存液および二酸化塩素ガスも、
ウイルス除去や、消臭、除菌、カビ抑制の効果が期待できますが、
これらが疾病に対する予防効果を保証してくれるわけではありません。
また実験では、花粉の抗原を減らしたり除去したりする効果も認められた
ようなので花粉症にも効く可能性があります。
これらの効果が期待できるクレベリンですが、基本はやはり、体内に
ウイルスを侵入させないことですので、人混みでのマスク使用や、
手洗い・うがいはきちんと実施していただきたいものです。
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