最近話題のクレベリンとはどんなものでしょう？
ちょっと気になったので調べてみました。
クレベリンというのは、正露丸などで知られる大幸薬品が開発・
販売している、二酸化塩素（ClO2）を主要成分とする、衛生管理製品です。
元々は、業務用として公共機関や医療施設、外食産業やホテルなどで
使用されてきたものですが、最近では一般ユーザー用にも、様々なタイプの
製品が発売されているようです。
最初に家庭用として薬局で発売されたのは、2008年ですが、
このクレベリンが発売されると、インフルエンザ予防に効果があるという
口コミが広がって、すごく人気が出ました。
（今もまだまだ人気です。）
このクレベリンの成分は「二酸化塩素分子」です。
これは塩素の酸化物で、化学式 ClO2 で表される無機化合物です。
常温、常圧では、塩素やオゾンのような刺激臭があって、橙色をした
空気より重い気体になります。
クレベリンの特徴は、殺菌作用があり、消臭・消毒などに使われているため、
話題となっていますが、二酸化塩素自体は常温において気体で、熱や光に
よって分解されてしまい、長期保存には適さないため、注意が必要です。
